人間の手が、まだ触れない。

誰に聞かせるでもない独白あるいは日々の戯言など

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『EVEX』に行きました、というお話

もう先々週の話になってしまうのですが…
パシフィコ横浜で開催されたEVEX(電気自動車開発技術展)に行ってきました。

基本的には電気自動車に関する技術展示が主体なわけですが……
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ゲートにもあるように『クリーン発電&スマートグリッドフェア』との同時開催。
というよりも、2つのイベントをひとつの会場でやっている、と言ったほうがいいかもしれません。

もはや交通社会は乗り物単体の視点で語れるものではなく、社会全体の中でどのような交通インフラの可能性があるのか?そこにはどんな乗り物があり得るのか? を総合的に考えなければいけない時代になっている、ということを強く意識させます。

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ホール内には長めの試乗コースも設置されていました。試乗車は三菱i-MiEVにスバル・プラグインステラ、ミニE、そしてこのベクトリックスVX-1。
どれも自分で運転できない「同乗体験」なのは少々残念でしたが、これはホール床が滑りやすいコンクリートだからなのでしょう。

それでも、屋内試乗ができるのは電動だからこそ。これで未来では「公道」の概念が現在と変わってくる可能性を感じられれば、それだけでも大きな収穫だったのではないでしょうか。

いわゆる「ショー」ではないために、キャッチーな展示物はそう多かったわけではないのですが、いくつか展示物を紹介したいと思います。

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こちらはフィアロコーポレーションの小型EV。「地産地活・低コスト・少量生産型一人乗り小型EVの研究開発」というテーマの下で作られたスタディモデルです。商品として開発したわけではありません。
早稲田大学理工学術院・環境エネルギー研究科と(株)早稲田環境研究所が設計した小型EVシャシーに、ミニマルなボディを被せています。

モーターはリアのスイングアームに装着。ジェーピーイー社製ですが少々ゴツい。「今回は既存シャシーの寸法に合うサイズのものを組み付けたから、かなりオーバースペック。シャシー設計段階から要件を詰めていけば、もっとコンパクトなもので済むよ」ということでした。

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タケオカのミリューT-10。タケオカ自動車工芸は以前からミニカー製造を手がけていて、インドのリーヴァ社製品の輸入販売も行なっています。
このT-10のデザインは同社の地元・富山の富山大学芸術文化部教授が担当。上のフィアロEV(勝手に命名)と同じく産学協同にして地域協同で生まれた商品ということになりますね。

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TOSMOの「ビジネスバイク電動化キット」。スクーターではよくあるコンバートEVですが、アンダーボーンフレームのバイクを電動化するのがこのキット。
電池はリチウムイオン、シリコン、鉛の3種、駆動方法もCVT、インホイールモーター、ブラシレスDE同期の3種が選べるという自由度の高さが特徴。
このコンバートキットは2010年9月から発売の予定で、予価10万円~となっています。

シュラウドを切り欠いて設置された電池ボックスが目立ってしまっていますが、電池の体積と重量に悩むのはEVの宿命と言えましょうか。内燃機関ヴィークルとして非常に洗練されたカブがベースで、現在の電池技術ではこれが最適解のひとつなのでしょう。荷台に電池を積んでしまったらビジネスバイクにならなくなっちゃうし……あ、この荷台上野トランクボックスはちゃんと中はカラッポでした。念のため。

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日本でもすっかりおなじみになったテスラ・ロードスター。ただしレースバージョンは初公開。
レースバージョンとは言っても最低限の装備変更なのですが、ドアのステッカーに注目。TEAM TAISANとは、スーパーGTなどトップカテゴリーでおなじみの、チームタイサンなのです。
このマシンは、EVEX閉幕直後の7月19日に開催された「袖ヶ浦EV50kmレース」に参戦、優勝。

ちなみに「袖ヶ浦EV50kmレース」の主催は日本電気自動車レース協会(JEVRA)で、同協会の理事長を務めるのは舘信秀氏。レースファンならご存知のチーム・トムス代表取締役です。
日本のモータースポーツの最前線で活躍するチームや企業が携わる、内燃機関車以外のレース。今後はこうしたイベントが活発に開催され、賑わいを見せるようになってゆくのかもしれません。そして「モータースポーツ」の一般的な認識も変わってゆくことに期待したいですね。

みんなが「カッコイイ」と言うレーシングカーがEVだったら、EVに対する意識も変わってゆくはず。「だってEVって、重いし、航続距離短いし、充電に時間かかるし…」「でもそんなの別にいいじゃない、だってカッコイイんだもの!」って。
いささか乱暴ではありますけど、内燃機関も含めたいろいろな動力源の可能性を示すツールとして「見た目のデザインの良さ」を利用してもいいんじゃないかと思うのです。

はい、そういうわけで今回はここまで。

EVEX公式サイト:http://www.evex.jp/
フィアロコーポレーション:http://www.phiaro.co.jp/
株式会社早稲田環境研究所:http://www.e-wei.co.jp/
ジェーピーイー株式会社:http://www.jpe-in.co.jp/
(有)タケオカ自動車工芸:http://www.takeoka-m.co.jp/
株式会社TOSMO:http://www.tosmo.jp/
日本電気自動車レース協会:http://jevra.jp/
株式会社トムス:http://www.tomsracing.co.jp/
[ 2010/07/28 23:00 ] イベント | TB(0) | CM(0)


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