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SANYOカンファレンス2010

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三洋電機の新製品を一堂に集めた展示会「SANYOカンファレンス2010」に行ってきました。展示会とはいえ一般向けではなく、販売店関係者等に向けたいわば内覧会。これから発売される新製品も展示されていたものの、当然ながら撮影や紹介はNG。というわけで、既存製品に限ってではありますが、興味深い製品を紹介したいと思います。

まずはエネループの変わり種(?)、エネループ・ミュージックブースター。
ミュージシャンに向けた、ミニアンプとエフェクターの電源です。
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これまでは、エフェクターこそ9V乾電池も使えたものの、基本的にはコンセントを繋ぐ前提だった機器に電力を供給することができます。ミニアンプとエフェクター以外にもシンセサイザーやデジタルドラムでも使え、最短駆動時間はデジタルドラムの約2時間。ということは一回の屋外ライブをまかなえる勘定になりますね。

よく路上ライブでは小型発電機を使用している姿を見かけますが、このミュージックブースターを使えば演奏時のエミッション低減が可能になります。
あとはギターとベース、それにシーケンサーも駆動できれば、演奏時の完全なゼロエミッションが……とか、太陽電池が進化すればライブする場で電力を供給できる……とか、想像が膨らみます。

造形はエネループのポリシーを忠実に守ったシンプルきわまるものですが、逆に言えばミュージシャンの個性を表現できるキャンバスになるということ。バンドのステッカーを貼るなどのカスタマイズも面白そうです。


デジタル機器でファッション性を前面に出したのが、ムービーカメラのXacti(ザクティ)DMX-CS1。
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タイトなジーンズのポケットにもすんなり収まる薄型ボディで「気軽にいつも持ち運べる」のがデザインのポイント。「レンズ口径の大きいほうが画質では有利ですが、持ち歩くシーンを重視して口径を従来よりも小さくしました」とのこと。なるほど、いつも持ち歩ける、持ち歩きたくなるというのも重要な機能ですものね。

ハードウェアとしてのデザインがいくら優れていても、表層的な部分での「デザイン」つまりスタイルも不可欠、ということですね。
「もちろん、高級機より若干画質で劣るのは事実です。お子さんの運動会や入学式など気合いを入れて撮る場面では、ぜひザクティの上位機種やパナソニックのモデルを……」って、他社を薦めてどうするの!? と思ったら、現在サンヨーはパナソニックと同じグループだったのでした。


こちらもザクティの新製品……ですが、ムービーカメラではありません。
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このICR-XPS01MFはICレコーダーなのですが、リニアPCM方式による高音質録音が可能で音楽にも向く、ということで、これまでビジネスユースが主体だったICレコーダーの新しい価値観を追求したもの。タッチパネル式スイッチやレコーダーの充電も可能なスピーカー内蔵クレードルなどが与えられ、従来のICレコーダーにはなかった使い方を提案しています。
「ビジネス機器っぽくないので、習い事などでも肩肘張らずに録音できます」ということで、音楽教室などでも似合いそう。

ちなみに、サンヨーのICレコーダーはこれまで固有の商品ブランドを持たず「サンヨー+商品型番」という名付けかたでしたが、今後は順次「ザクティ」の名が冠されてゆく予定になっているとか。ムービーカメラのザクティは静止画の記録も可能なわけで、「サンヨーのポータブル記録媒体はザクティ」というくくりで打ち出せば、統一感のあるブランドとしてアピールできそうです。


ところで、白物家電にも面白いデザインが。
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扇風機の羽根の前に、なにやら花びらのようなフィンがあります。
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この「マジックルーバー」と呼ばれるフィンは風をコントロールするためのもの。風向きと水平になる「スポット」モード(左)ではサーキュレーターのように指向性を強めることで従来よりも送風効率をアップ、遮るような「ワイド」モードでは周囲に拡散させることで柔らかな風を生み出します。
この切り替えは、ガード中心にあるダイヤルを手で動かすだけ。高度で複雑な技術を使わずに、新しい機能が追加されているわけです。

風を遮ったら効率が落ちるのでは? と思ったのですが「赤ちゃんや年配の方などが寝るとき、微風をさらにやわらげてあげることで、寝冷えなどが防止できます」とのこと。なるほど、直接当たって冷えすぎないように明後日の方向に風を送る、という無駄がなくなるわけですね。

本当はもっといろいろ紹介したいものもあったのですが、とりあえず今回はここまで。
家電製品のデザインのおもしろさとその可能性を感じさせてくれた展示会でした。
クルマ業界では「クルマの白物家電化」なんて言って嘆く風潮があるようですが、なんで白物家電を嘆く必要があるのでしょうか。
白物家電だってまだまだデザインの力で個性と魅力を付加でき、機能的な意味を持たせる余地があるのです。もしデザイナーが「白物家電=手の打ちようがない」と考えているならば、それは思考停止であり、職務放棄ではないでしょうか……なんてことを考えさせれました。



三洋電機:http://jp.sanyo.com/
[ 2010/03/11 22:54 ] イベント | TB(0) | CM(0)
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