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次世代照明技術展とディスプレイ2010に行ってきました

東京ビッグサイトで開催されている次世代照明技術展と、同時開催されているディスプレイ2010に行ってきました。実は初日(14日)に行ってきたのですが、作業が1日遅れてしまっています。

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まずは次世代照明技術展から。見せたいものは照明ということで、天井の照明が弱めで会場全体は薄暗いという、見本市としてはちょっと不思議な雰囲気でした。

LED照明の普及も始まって、なにかおもしろい活用方法でもあるかなあと思っていたら見つけたのが、株式会社電菱の電球型LEDランプ、L魂。
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光の指向性が強くスポット的になりがちな小型LEDランプは、無駄な空間を照らさないというメリットがあります。でも白熱電球のように、全方位を照らすことによるメリットもあるのでは? という問いかけ。そのアピールに提灯や行灯などを使っているセンスがいいですね。
技術的には「電球」の中のLED基盤を平面的ではなく、各方向を照らすよう立体的に作っているのがミソ。そのため「工程数が増えてしまうので、若干コストと手間がかかってしまう」ということですが、白熱電球と同じ照らしかたをすることによるメリットが付加価値。それは壁や天井に当たった光が間接照明となり、その柔らかい光が部屋全体を照らす、ということです。
たしかにこれは、炎を障子で囲うことでいわば「間接照明」とし、さらに部屋の一部分だけを明るくしつつ全体もぼんやり照らす行灯の機能に近い感覚。「照らしたい場所」と「照らさなくていい場所」に明確な境界を設けず、部屋の中で明から暗へとゆるやかに移ろってゆく心地よさ、そして薄暗さや影の濃淡などが生み出す「はっきり見えない」ことで浮かび上がる奥ゆかしい美学など。
照明デザインの分野でも、古の日本には参考にできる価値観がまだまだありそうです。

こちらは、普及はまだもうちょっと先になりそうな有機EL(OLED)照明の提案。
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株式会社カネカでは、オフィスやバー、レストランなどでのOLED活用方法を提案。「点」として発光するLEDと異なり、面全体で発光するのがOLEDの特徴。また発光面を非常に薄くでき、同じ明るさであればLEDより柔らかな光に感じられることが強み。そうした個性を活かして、自動車をはじめとした移動体の間接照明としてはどういう使い方があるのか? という提案がこのモックアップ。

OLEDを自動車用ライトに活用する提案がこちら。
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ベンツSクラスのヘッドライトを改造したプロトタイプはNovaled社の展示。ドイツのOLED専業メーカーで、ノヴァレッドと読みます。このヘッドライト・プロトタイプはマニエッティ・マレリ社との共同開発だとか。
左写真はパーキングライトにOLEDを使った例。右はポジションランプをOLEDにし、ウィンカー点灯時はOLEDスクリーンの奥にあるLEDでオレンジ色に点滅させるというもの。
メインのライトがOLEDでないのは、やはり輝度が足りないという問題があるためのようです。
他にも寿命やコストなど技術的に乗り越えなければならない課題も多いOLEDですが、いずれば面発光という特徴を活かした、新しいライトのデザインが生まれてくることでしょう。

照明技術展についてはこれまで。
ディスプレイ2010で見つけたネタは明日にでもアップしたいと思います。

第2回次世代照明技術展: http://www.lightingjapan.jp/
ディスプレイ2010: http://www.displayexpo.jp/
[ 2010/04/16 00:54 ] イベント | TB(0) | CM(0)
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