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『MOBILE TIDE 2010』に行ってきました

一昨日(5月22日)のことになりますが、『MOBILE TIDE 2010』を見に表参道ヒルズへ行ってきました。このイベントはNTTdocomoが……いえ、ドコモ設立前にNTTグループから発売された製品も含めてすべて展示するというもの。

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展示台数は500台超。エポックメイキングな製品は独立したケースに陳列されているのですが、なにより年代順に並べられた製品群が圧巻の迫力です。

軍用無線機のような初の製品からビジネスマンの通話手段として洗練され、やがて通話目的からエンターテインメント目的、そして外観のファッション性も重視されるようになってゆくというデザインの変遷を実感することができます。

驚かされるのは、初めての携帯電話商品が発売されたのが1987年で、わずか23年前のことだということ。自動車用車載電話の発売が1979年、それから車外へも持ち出せる「ショルダーホン」となり、そしてようやく「受話器だけ」という形になったのが1987年……ということは、自分が中学生のときか……思えば遠くへ来たもんだ。

四半世紀も経たないうちに、無骨な通話装置だった携帯電話はその機能や外観、性能などあらゆる面のデザインが、いえ、コンセプト自体のデザインがとんでもないスピードで変化を続け、さらには携帯電話の定義すらもどんどん移り変わってきているていることに気づかされます。

通信インフラを使ってなにができるのか?と考えたとき、どのようなソフトウェアが求められるのか。そして、そのソフトウェアを快適に実行するためのプラットフォームやインターフェイスのデザインはどうあるべきか、ハードウェア端末の造形はどうあるべきか。その将来は……まあそんな小難しい話はさておき、エポックメイキングと定義されていた製品を紹介しましょう。

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日本で携帯電話サービスが開始されたのは1987年4月のこと。そのサービス開始と同時に初の携帯電話専用機として発売されたのがTZ-802B(右)。体積500cc、重量900g。連続待受時間は6時間、連続通話時間は60分だったとか。左は1989年に発売されたTZ-803B。

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やがてケータイはポケットに入るプロダクトへ進化。1991年発売のムーバP(形式名はTZ-804)はムーバ・シリーズの始祖。体積150cc、重量220g。

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徐々にアナログ機からデジタル機への置き換えが進み始めた1995年、デジタルムーバP II HYPERは無彩色だったケータイのデザインに色彩の概念をもたらしました。ボタン形状にスタイリッシュさが盛り込まれるようになってきたのもこのころ。

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iモードのサービス開始で、ケータイがネット端末にもなりはじめた1999年。液晶のカラー化もなされ、ガジェットツールとしての価値の追求も始まりました。いずれもデジタルムーバのN501i HYPER(左)とF502i HYPER(右)。

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防水性能を持った2001年発売のGEOFREE(R691i)。防水性のためにボディがゴツくなってしまうことを逆手に取って、ヘビーデューティなアウトドア・ツール感覚のスタイリングを表現。

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いつしか携帯電話はメール端末ともなり、Jフォン「写メール」の大ヒットでカメラ機能も当たり前に。やがて動画撮影機能も盛り込まれるようになり、どの機能を重視するかでスタイリングが大きく異なるようになっていきます。左から、動画撮影機能を重視したP900iV、ボディの小型軽量化を最優先したpremini(SO213i)、薄さを徹底追求したN703iμ。いずれも2004年。

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2008年にドコモは製品の5ブランド化を表明。「STYLE」、「PRIME」、「SMART」、「PRO」、そして「らくらくホン」の5シリーズですね。これは2009年の、各ブランドに属する製品たち……なのですが、正直に言って自分は違いが分からず、どれも同じに見えてしまいます。ブランドが異なるということは、それぞれコンセプトが違うということのはず。それにしては形状が似通いすぎてはいませんか?

あとは、個人的に気に入った、というか思い入れのある製品の画像を2点。

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NM206(1998年)。ノキア製。自分が初めて買ったケータイが、これと同じ形状のJフォン版でした。手に馴染む有機的造形や、背面にシボを入れて触感をよくしていたことが当時気に入った点です。いまはノキアのN73を使っているのですが、日本市場からノキアが撤退してしまったのが残念。

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2005年発売の、その名も「らくらくホンシンプル」(D880SS)。通話機能に特化したコンセプトの潔さ、持ちやすさとプッシュしやすさを追求した明快な造形。「電話機」としての、最高のプロダクトデザインのひとつだと思います。通俗的な流行風俗を追ったスタイリッシュさを排除することで生まれる、機能的スタイリッシュさ。どうして現在は、この方向性でデザインされたケータイが存在しないのでしょうか?

この展示は5月30日(日)まで。

表参道ヒルズ:http://www.omotesandohills.com/

さて、「人とくるまのテクノロジー展」も明日にはアップしなくては……
[ 2010/05/24 00:27 ] イベント | TB(0) | CM(0)
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