人間の手が、まだ触れない。

誰に聞かせるでもない独白あるいは日々の戯言など

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

『SIS 東京スペシャルインポートカーショー』に行ってきました

なかなか更新できなかったのですが、5月28~30日に東京ビッグサイトで開催された「スペシャルインポートカーショー」に行ってきました。

R0016405.jpg

ひと言でいえば「輸入車を対象としたオートサロン」という感じのイベントなのですが、残念ながら今回は不況の影響が見られ、全体的には「前回よりもちょっと出展者が減って淋しいかな?」という印象でした。それでも新しい試みとして、アトリウムに海外メーカー日本法人のブースを集め「インポート・モーターショー」という形で展示するなど、盛り上げようとする努力が感じられました。

この「インポート・モーターショー」ではGM、アストンマーティン、マセラティ、アウディ、フォルクスワーゲン、フィアット(含アバルト)、アルファロメオ、フェラーリが出展。

なかでも涎を垂らしながら見入ってしまったのがこちら。
R0016326.jpg R0016329.jpg
1985年のアウディ・スポーツクワトロS1。説明板によれば86年のモンテカルロ・ラリーに出場した個体だとか。クワトロのホイールベースを強引に切り詰めた珍妙なプロポーションが、グループBの熱狂を思い起こさせます。

もう一社、レーシングカーを展示したのはポルシェ。
R0016425.jpg
ワンメイクレース、カレラカップ用の911 GT3 Cup。

本来の展示で興味を惹かれたものも。

R0016372.jpg R0016375.jpg
KTM X-BOWを展示したのは株式会社ズーム。同社はX-BOWの正規輸入販売代理店で、このSUPER LIGHT仕様は1388万円だとか。これほどの存在感と希少性にしては、意外とリーズナブルかも?

R0016343.jpg R0016341.jpg
アルファロメオ・ジュリアSSは株式会社パパコーポレーションの展示。ジュリエッタSSではなくジュリアSSということは、1963年以降のモデルということですね。それにしてもフランコ・スカリオーネとベルトーネの名も無き職人たちが作り上げたボディが美しい。

R0016333.jpg
メガ・バンを展示したのは、フランスのマイクロカー、エクサム・メガ社の製品を日本でも販売すべく立ち上げられた株式会社アベイユ。現在のところメガの電動仕様を販売すべく、法規対応や最適化の作業が進められているとのこと。

R0016364.jpg R0016369.jpg
屋外展示場にあったのはロータス車のスペシャリスト、テクニカルショップ・ハッピーのエスプリ。ノーマルの外観なのにこのインパクトと存在感。ジョルジェット・ジウジアーロのラディカルな提案をほぼそのまま量産化した潔さ。スーパーカーかくあるべし。

R0016418.jpg
工具や工作機械など、メカニック用の商品を取り扱う株式会社サンケンは旧車を展示。ホンダ・ドリームCBM72(右)はわかったのですが、奥のライラック(丸正自動車製造)はモデル名不明。勉強不足で申しわけない。

今回はだいたいこんなところで。来年は今回出展しなかった企業が戻ってくることを期待したいですね。東京モーターショーでは見られない、貴重な輸入車イベントなのですから。

さーて次はエコカーワールドだ。

東京スペシャルインポートカーショー:http://www.sis-t.net/
株式会社ズーム;http://www.zoom-car.co.jp/
株式会社パパコーポレーション:http://www.superzoil.com/
株式会社アベイユ:http://mega-vehicles.jp/
テクニカルショップ・ハッピー:http://www.technicalshophappy.com/
株式会社サンケン:http://www.sanken-co.jp/
[ 2010/06/13 02:35 ] イベント | TB(0) | CM(0)

人とくるまのテクノロジー展・その2

というわけで、昨日の続きでございます。

R0016149.jpg R0016151.jpg
英国ブースにロータス・エンジニアリングが展示したレンジ・エクステンダー・エンジン。09年のフランクフルトショーで公開されたものです。シリーズハイブリッド向け、ということなので発電専用エンジンですね。機能を割り切ることで軽量シンプル化を追求して、気筒あたり2バルブを採用。見た目にもシンプルなのはモックアップだからだそうで。

R0016208.jpg R0016207.jpg
日本精機株式会社が展示した、全周360°の撮影が可能なカメラ。撮影した映像は右写真の右下、ドーナツ状になりますが、それを横長の長方形に補正し(写真上)、任意の位置を通常画面比率で大きく投影したりできます。タッチパネルやジョイスティックなどの操作で、カメラを動かすことなく潜望鏡のようにぐるりと見渡すことができる、というわけです。ロボットアニメでよく見られる「顔やモノアイ・カメラを動かして周囲を見回す」という演出は過去のものとなってしまいそう。「この技術のいい活用方法があったら、是非教えてください」とのこと。

R0016176.jpg R0016175.jpg
株式会社デンソーの「歩行者検知ナイトビュー付ファイングラフィックメーター」長い名前だ…… メーターパネルを一枚の大きな液晶画面にすれば、そのとき重視したい機能を最優先した画面に切り替えられる、という一例。ただしこの場合、オートにしておくと歩行者を検知した瞬間に左写真の通常画面から右写真のように切り替わってしまうので、それまで見ていた情報が消えて戸惑ってしまう、ということもありそう。また歩行者を断続的に検知した場合は、画面が頻繁に切り替わってしまうようなことも。メーターはそのままでワーニングランプで注意を喚起するのとどちらがよいか? まだ登場したばかりの技術なので、今後のインターフェイス・デザインの洗練に期待です。個人的には、物理的に存在するアナログメーターのほうがイイなあ、なんて思ってしまうのですが、もしかしたらこれもノスタルジーなのかもしれません。

その他、発売前の新型車の展示も。

R0016192.jpg
UDトラックス株式会社(旧・日産ディーゼル株式会社)の中型トラック、コンドルの次期モデル。横方向へ広がり、ワイド感を強調するグラフィックスが特徴。

R0016185.jpg
マツダ・プレマシーの後継モデル。ヨーロッパではすでに新型マツダ5として発表済み。フロントドア部分の繊細な抑揚のグラフィックスが売り物ですが、こうした照明環境では陰影を綺麗に表現できないのが残念。

というわけで、人とくるまのテクノロジー展のレポートはこのあたりで。
次は5月28~30日に開催された、SISこと東京スペシャルインポートカーショーのレポートです。初日に行くことができず、29日土曜日に行ってきました。

ロータス・エンジニアリング:http://www.grouplotus.com/engineering/home.html
日本精機:http://www.nippon-seiki.co.jp/
デンソー:http://www.denso.co.jp/ja/
UDトラックス:http://www.udtrucks.co.jp/
マツダ:http://www.mazda.co.jp/
[ 2010/05/30 03:10 ] イベント | TB(0) | CM(0)

人とくるまのテクノロジー展・その1

1週間遅れとなってしまいましたが、『人とくるまのテクノロジー展』で見つけたネタなど。当然ながら技術的には興味深い展示ばかりだったのですが、それらを挙げているとキリがない。

というわけで、カースタ的視点で気になった展示に絞って紹介してみようかと。まあ要するに完全に自分本位のセレクトなわけで、内容の偏りにはご容赦を。では、いってみましょう。

R0016155.jpg R0016162.jpg R0016165.jpg
ヤマハ発動機株式会社のハイブリッド・モーターサイクル、HV-X。09年の東京モーターショーでは内部構造を見せる左側面しか見られなかったのが、右側面のボディデザインが確認できるようになっていました。走行実験用のプロトタイプなのでデザインは暫定、ということですが、なかなかスタイリッシュ。ベース車両はT-MAXで、基本的なフレームとエンジンはT-MAXそのまま。しかしエンジンの上にバッテリーを搭載したことで、「普通のオートバイ」のようなシルエットになっています。ちなみにトヨタ・プリウス同様の「ストロング・ハイブリッド」だそうです。

R0016219.jpg R0016220.jpg R0016216.jpg
株式会社東京アールアンドデーのブースにあった電動アシスト3輪自転車。名称は「The KAITEKI」 三菱化学株式会社の依頼により東京アールアンドデーが製作したもので、三菱化学の炭素繊維技術がふんだんに盛り込まれたCFRP製の車体を持っています。リチウムイオン電池は後輪の間にレイアウトされ、低重心と安定性向上を実現して快適に……というのは順当なコンセプト。しかしサスペンションがCFRP製リーフスプリング(右写真)というのには驚きました。しかもピッチだけでなくロールを制御しています、と。軽量・高剛性が身上のCFRPも「しなり」や「ねじれ」を積極的に用いる素材になってきているんですね。そういえばリュージュを取材した時も「弾性のチューニングが重要」と言っていたっけなあ。

R0016224.jpg R0016226.jpg R0016227.jpg R0016232.jpg
これはトヨタ紡織株式会社のコンセプトシート。背もたれはエラストマーの糸とポリエステルの糸を編むことで弾性と通気性を確保した一枚布で、クッションやスプリングを不要にする提案。軽量化と省スペース化を実現し、後席の膝元空間が既存製品より30mm拡大できるとか。インテリアのパッケージレイアウト構築に大きなメリットをもたらしそうです。トヨタiQに使われている座席のフレーム(右写真)がベースですが、背面が自由にスタイリングできるというのもデザイナーには朗報かも?

R0016169.jpg
マレーシア・パビリオンでスケールモデルを展示していたのはPROREKA社。プロレカ、と読むそうです。ティア1サプライヤーとして内外装の樹脂製品を設計/製造して完成車メーカーに納入。マレーシアのメーカーだけでなく、東南アジアに工場を持つ日本や欧州のメーカーもクライアントリストに名を連ねています。デザイナーやモデラーも所属し、社内でデザイン開発プロセスを完遂できるのが強み。スケッチやモックアップなどで積極的なプレゼンを行なっているとのこと。今回もそのデザイン能力をアピールしていたわけです。

というわけで今回はとりあえずここまで。
残りは明日か明後日に……といきたいところですが、さてどうなるか。

ヤマハ発動機:http://www.yamaha-motor.co.jp/
三菱化学:http://www.m-kagaku.co.jp/
http://www.m-kagaku.co.jp/
東京アールアンドデー:http://www.r-d.co.jp/
トヨタ紡織:http://www.toyota-boshoku.co.jp/
PROREKA:http://www.proreka.com/
[ 2010/05/29 02:55 ] イベント | TB(0) | CM(0)

『MOBILE TIDE 2010』に行ってきました

一昨日(5月22日)のことになりますが、『MOBILE TIDE 2010』を見に表参道ヒルズへ行ってきました。このイベントはNTTdocomoが……いえ、ドコモ設立前にNTTグループから発売された製品も含めてすべて展示するというもの。

R0016258.jpg R0016309.jpg

展示台数は500台超。エポックメイキングな製品は独立したケースに陳列されているのですが、なにより年代順に並べられた製品群が圧巻の迫力です。

軍用無線機のような初の製品からビジネスマンの通話手段として洗練され、やがて通話目的からエンターテインメント目的、そして外観のファッション性も重視されるようになってゆくというデザインの変遷を実感することができます。

驚かされるのは、初めての携帯電話商品が発売されたのが1987年で、わずか23年前のことだということ。自動車用車載電話の発売が1979年、それから車外へも持ち出せる「ショルダーホン」となり、そしてようやく「受話器だけ」という形になったのが1987年……ということは、自分が中学生のときか……思えば遠くへ来たもんだ。

四半世紀も経たないうちに、無骨な通話装置だった携帯電話はその機能や外観、性能などあらゆる面のデザインが、いえ、コンセプト自体のデザインがとんでもないスピードで変化を続け、さらには携帯電話の定義すらもどんどん移り変わってきているていることに気づかされます。

通信インフラを使ってなにができるのか?と考えたとき、どのようなソフトウェアが求められるのか。そして、そのソフトウェアを快適に実行するためのプラットフォームやインターフェイスのデザインはどうあるべきか、ハードウェア端末の造形はどうあるべきか。その将来は……まあそんな小難しい話はさておき、エポックメイキングと定義されていた製品を紹介しましょう。

R0016311.jpg
日本で携帯電話サービスが開始されたのは1987年4月のこと。そのサービス開始と同時に初の携帯電話専用機として発売されたのがTZ-802B(右)。体積500cc、重量900g。連続待受時間は6時間、連続通話時間は60分だったとか。左は1989年に発売されたTZ-803B。

R0016270.jpg
やがてケータイはポケットに入るプロダクトへ進化。1991年発売のムーバP(形式名はTZ-804)はムーバ・シリーズの始祖。体積150cc、重量220g。

R0016276.jpg
徐々にアナログ機からデジタル機への置き換えが進み始めた1995年、デジタルムーバP II HYPERは無彩色だったケータイのデザインに色彩の概念をもたらしました。ボタン形状にスタイリッシュさが盛り込まれるようになってきたのもこのころ。

R0016295.jpg
iモードのサービス開始で、ケータイがネット端末にもなりはじめた1999年。液晶のカラー化もなされ、ガジェットツールとしての価値の追求も始まりました。いずれもデジタルムーバのN501i HYPER(左)とF502i HYPER(右)。

R0016278.jpg
防水性能を持った2001年発売のGEOFREE(R691i)。防水性のためにボディがゴツくなってしまうことを逆手に取って、ヘビーデューティなアウトドア・ツール感覚のスタイリングを表現。

R0016283.jpg
いつしか携帯電話はメール端末ともなり、Jフォン「写メール」の大ヒットでカメラ機能も当たり前に。やがて動画撮影機能も盛り込まれるようになり、どの機能を重視するかでスタイリングが大きく異なるようになっていきます。左から、動画撮影機能を重視したP900iV、ボディの小型軽量化を最優先したpremini(SO213i)、薄さを徹底追求したN703iμ。いずれも2004年。

R0016286.jpg
2008年にドコモは製品の5ブランド化を表明。「STYLE」、「PRIME」、「SMART」、「PRO」、そして「らくらくホン」の5シリーズですね。これは2009年の、各ブランドに属する製品たち……なのですが、正直に言って自分は違いが分からず、どれも同じに見えてしまいます。ブランドが異なるということは、それぞれコンセプトが違うということのはず。それにしては形状が似通いすぎてはいませんか?

あとは、個人的に気に入った、というか思い入れのある製品の画像を2点。

R0016293.jpg
NM206(1998年)。ノキア製。自分が初めて買ったケータイが、これと同じ形状のJフォン版でした。手に馴染む有機的造形や、背面にシボを入れて触感をよくしていたことが当時気に入った点です。いまはノキアのN73を使っているのですが、日本市場からノキアが撤退してしまったのが残念。

R0016317.jpg
2005年発売の、その名も「らくらくホンシンプル」(D880SS)。通話機能に特化したコンセプトの潔さ、持ちやすさとプッシュしやすさを追求した明快な造形。「電話機」としての、最高のプロダクトデザインのひとつだと思います。通俗的な流行風俗を追ったスタイリッシュさを排除することで生まれる、機能的スタイリッシュさ。どうして現在は、この方向性でデザインされたケータイが存在しないのでしょうか?

この展示は5月30日(日)まで。

表参道ヒルズ:http://www.omotesandohills.com/

さて、「人とくるまのテクノロジー展」も明日にはアップしなくては……
[ 2010/05/24 00:27 ] イベント | TB(0) | CM(0)

『人とくるまのテクノロジー展』に行ってきました

今日から5月21日までパシフィコ横浜で開催されている、『人とくるまのテクノロジー展』(主催:社団法人・自動車技術会)に行ってきました。

R0016152.jpg

名称から想像できる通り自動車技術に関する展示や情報交換、交流を図るイベントで、自動車を構成するハードウェア面に関わる展示が多数。出展者数は365にのぼり、いわゆる「デザイン関連」の展示がほとんどないにもかかわらず、多くのデザイナーが視察に訪れていました。

明日からはこのイベントで見つけたネタを公開していきたいと思います。

R0016252.jpg
衝突試験用人体ダミーを製造する株式会社ジャスティのブースで来場者を出迎えるダミー人形たち。みなさんとも正した姿勢ではあるのですが、どうしてなんだか申しわけなさそうなポーズなんでしょうか……?

明日に続く。

人とくるまのテクノロジー展:http://expo.jsae.or.jp/
株式会社ジャスティ:http://www.jasti.co.jp/
[ 2010/05/19 20:25 ] イベント | TB(0) | CM(0)


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。