人間の手が、まだ触れない。

誰に聞かせるでもない独白あるいは日々の戯言など

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『モールトン自転車展』に行ってきました

6月29日から7月4日まで、代官山ヒルサイドテラスで『モールトン自転車展』が開催されました。古今の製品や貴重な車両が集められ、アレックス・モールトン博士の90歳を祝う意味も込められたイベントです。

モールトン自転車の正規輸入総代理店、ダイナベクター社の主催ということで、いわば日本におけるモールトンの公式イベントということになりましょうか。

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会場はヒルサイドテラスのF棟、ヒルサイドフォーラム。
下町育ちの自分にはちょっと……と身構えてしまいそうなオシャレな場所です。

展示車両は3台の新作車両をはじめ現行ラインナップ、モールトンのフレームに各ショップがセレクトした部品で組み上げたショップオリジナルのコンプリート車、それに愛好家が所有する歴史的モデルやプロトタイプなどなど。

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残念ながら歴史的モデルは基本的に撮影禁止ということだったので、ここで紹介することは控えたいと思います。
自分は主催者と所有者に許可をいただいた上で撮影してきたわけですが、これらの画像はいずれ別の機会にお見せできれば。お見せできる予定にはなっておりますので……

今回の目玉はこの3台。
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M-60
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5月に英国で行なわれた博士の90歳記念行事で初披露されたM-60。モールトン・バイシクル社から博士へ誕生日プレゼントとして贈られた、ステンレス・フレームのワンオフ・モデルです。
当然市販の予定はありませんが「反響次第では、スチール・フレームにして改良を加えた上での販売を検討するかも?」なんていうコメントも。

AM-20 Mk.2
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17インチタイヤに分割式トラスフレームという、AMシリーズの伝統的なスタイルを継承した新作。
フレームのキット価格は54万6000円。

AM SUPER SPEED
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非分割式のトラスフレームにステンレスを採用し、モールトン自転車で最軽量となる9kgを達成。
タイヤも20インチを採用したスポーツモデル。
フレームのキット価格は99万7500円。

こちらは現行ラインナップ。
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また会場にはこんなオブジェも。
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モールトン自転車とともに誇らしげに立つ博士をイメージして造形したそうです。

さて、この展示会は終了してしまいましたが、速度記録モデル AERO-3と数台のAMシリーズ、それに昔の広告ポスターや工房の風景などの写真パネルが継続して展示されています。
こちらの展示は7月25日まで。

それにしても。
自分もいつかは、モールトン車のオーナーになりたいものです。
自転車なら何台か持っていてもさほど金食い虫にはならないし……でもやっぱり、仕事の道具を満足に買えるようになってから、ですかねえ。


ダイナベクター株式会社:http://www.dynavector.co.jp/
代官山ヒルサイドテラス:http://www.hillsideterrace.com/
モールトン・バイシクルカンパニー:http://www.moultonbicycles.co.uk/
[ 2010/07/13 22:06 ] イベント | TB(0) | CM(0)

早稲田大学での講演会

昨日、7月1日のことですが。
早稲田大学モビリティ研究会のお声がけで、講演させていただきました。

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会場の会議室は人でみっしり。

スピーカーは自分のほかに、先日講演させていただいた日中自動車交流協会の渡部陽氏、それにメルセデス・ベンツ日本で商品企画を担当している新道学氏。
それぞれ内容は、中国の自動車産業事情とベンツの環境対応技術についてということで、興味深くかつ有益な情報ばかり。

自分は、中国自動車開発の背景や現状についての報告と、北京モーターショーのスライドショーを。聴講者のみなさんにとって、なにかしら役立つネタがひとつでもあったなら…と祈るばかりです。

講演会の後、懇親会までの時間は、メルセデス・ベンツ日本が持ち込んだEクラスワゴンのブルーテック仕様をチェック。

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聴講者のほとんどが技術系の業務に携わっているということで、みなさん興味津々。人だかりでクルマが見えません。
「ディーゼルって、日本でも昔は珍しくなかったんだけどな」
なんて話題で盛り上がったり。

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トランク下の尿素水タンク。
「小便でいいんだったら便利なんだけど…」「ダ メ よ !」

懇親会では、部品メーカーをはじめ実にさまざまな企業のエンジニアと話をさせていただくことができました。
研究会を主宰されている大聖泰弘先生をはじめ研究会のみなさま、そして聴講してくださった皆様に感謝いたします。

早稲田大学モビリティ研究会:http://www.f.waseda.jp/daisho/
[ 2010/07/02 19:40 ] 日記 | TB(0) | CM(0)

『3D&バーチャルリアリティ展』に行ってきました

昨日、23日のことですが。
東京ビッグサイトの『3D&バーチャルリアリティ展』と、同時開催の『設計・製造ソリューション展』、『機械要素技術展』に行きました。

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『3D&バーチャルリアリティ展』は、昨年まで『産業用バーチャルリアリティ展』として開催されていたイベントが改称されたもの。3DのテレビやPCが商品として発売されはじめたので、産業用という領域だけでなく民生市場を意識した出展も見込んでのことでしょうか。

もっとも、出展者の顔ぶれや展示内容は映像技術や立体計測技術などに関わるもので、これまで同様の印象。ただし実験的なものに加えて、業販を狙った商品の展示が増えていたように思いました。

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こちらはソニーの3D撮影用カメラユニット。出展者はソニービジネスソリューション株式会社というグループ企業。既存のカメラを2台使用するのですが、大きなカメラを使いながらレンズ中心の左右間隔を人間と同じ寸法とするために、リグに90度傾けて設置。45度のハーフミラーを通して、あるいは反射させて撮影。スタジオで3D撮影するための、平均的なシステムです。

ここではソニーから映像業界に向けた「ただ立体に見えさえすればOKなの?」という問いかけを含むメッセージを聞くことができました。

これまでテレビや映画では「立体感」を演出するために、さまざまな撮影や編集のテクニックが駆使されてきました。構図やパース、ズーミング、被写界深度、色調等々ですね。しかしただ撮るだけでも裸眼に近い立体感が表現できるようになったら、ディレクターやカメラマンはなにをすればいいか?

「バーチャルな空間にリアリティをどう上手く表現するか。映像作家の役割がドラスティックに変わるかもしれませんね。映像という枠にとらわれない、総合的な『コンテンツ・アーティスト』としての能力が必要になるでしょう」と言うのは、「バリュー・クリエイション部門」という部署のマーケティング担当の方。

「優れた技術を持つ会社はソニーの他にもたくさんありますが、そうした技術要素の組み合わせを考え、『社会への喜びの与え方』を構築できるのがリーディング・カンパニーだと思います。ソニーはリーディング・カンパニーとしてモノを売るだけでなく、文化や、技術がもたらす喜びを創出したいのです」

なんだか宣伝臭くなっちゃいましたが、「モノづくり」の精神における大切なメッセージだと思ったのであえて書きました。
いつになるかはわかりませんが、3Dテレビが普及したら。そのときはもう「3D映像だから」というだけでは付加価値にならない。では、立体表現でどんな付加価値を生み出すのか。テレビ業界は、これに応えることができるでしょうか?

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いっぽうこちらは、パナソニック株式会社が近日発売予定の「一体型二眼式3Dカメラレコーダー」 商品名としてはAG-3DA1となります。これ1台で3D撮影が可能なので、可搬性と機動性、それに即応性と操作性に優れるという特徴があり、既存の2Dムービーカメラと同じ操作感覚が3Dへの敷居を低いものにします。

左右それぞれのレンズの映像は、それぞれのSDカードへ記録。どうでもいい話ですが、ヤマトだかガンダムだかに、こんな形の宇宙船が出てきたような……

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機械要素技術展で見つけた、ちょっとそそられた電動工具。パナソニック電工株式会社の「プロ向け電動工具」群。以前はコンプレッサーを用いた圧縮空気を動力にしていた工場向けの工具も、どんどん充電式に置き換えられているのだとか。

その理由は、工場のコンプレッサーは大掛かりなシステムが必要で、各端末に圧縮空気を供給するまでのエネルギー損失が大きい。そのため各端末に電池を持たせたほうがずっとエネルギー効率が高いのだとか。もちろんこれは、電池技術が発達したおかげの現象なのでしょう。最新モデルはいずれもリチウムイオン電池を採用し、製造時のCO2排出量削減に貢献しています。

それにしても、こうした機能最優先で無骨ながらも適度に洗練させた「道具」って、どうしてこうカッコイイのでしょうね。スタイリッシュさを優先させた民生用品よりも美しいとさえ言えます。ちなみに1台だけ「National」のバッジがついていますが、これは昨年から使っているデモ機のため。現在はすべてPanasonicに統一されています。

今回のリポートはここまで。

3D&バーチャルリアリティ展:http://www.ivr.jp/
ソニービジネスソリューション株式会社:http://www.sonybsc.com/
パナソニック株式会社:http://panasonic.co.jp/
パナソニック電工株式会社:http://panasonic-denko.co.jp/
[ 2010/06/24 20:35 ] イベント | TB(0) | CM(0)

エコカーワールド2010

だいぶ時間が経ってしまいましたが、6月5日に横浜赤レンガ倉庫広場で開催された『エコカーワールド2010』について。
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大衆の買えるラインナップに「エコカー」が増えてきた関係か、カーディーラーの出展が増えてきたのはいい傾向なのでしょう。ベンツSクラスのハイブリッドやBMWが持ち込んだミニEなどが注目を集めていました。

まあ、そういう出展者の紹介は車媒体に任せるとしまして。
いつものごとく個人の趣味丸出しでいきたいと思います。

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なつかしのパイクカー、パオをコンバートEVにしたのは高田工業。同社は自動車分野ではパオの他にBe-1、フィガロ、ハイパーミニなどを生産したことで知られていますが、現在でも日産ブランドのフォークリフト製造を担当。それには電動仕様もラインナップしていることから、EVへのコンバートは勝手知ったるなんとやら、というわけですね。パオの図面だって持っているわけですし。

トランスミッションとドライブシャフトはベース車のものを流用。鉛電池の素朴な仕様で、航続距離は40km。でも、それでいいじゃない? というユルい感覚とスタイリングが、なかなかどうしてよく似合っています。

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ハイブリッド3輪スクーターは専門学校の東京自動車大学校の展示。前輪のインホイールモーターだけでも走れるパラレルハイブリッドの習作。卒業生の進路はおもにディーラーや整備工場などのメカニックですが、最近は保険会社で事故の等級などを審査する人材の需要が増えているとか。

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日野ポンチョ・ロングをコンバートした電動バスは、早稲田大学環境総合研究センターのWEB3。航続距離を短距離と割り切り、電池搭載量を減らす代わりに頻繁に充電できるようにすればいい、という考え。非接触電磁誘導充電というシステムならば、コンセントを繋がなくとも送電コイルの上でスイッチを入れるだけで充電できます。

実はヨーロッパではすでに実用化され、導入が始まっている技術ではあるのですが、ようやく日本でも実証実験が開始されるようになって嬉しい限り。このWEB3は今年の秋から本庄市と熊谷市で、一般乗客も乗れる状態で実証実験が始まります。
それにしても、公共交通の電動化は国がもっと力を注いでもいいと思うのですが。

学生時代(もう20年近く昔のことですが)に、「停留所ごとに少しずつ急速充電する」という「架線のないトロリーバス」のアイデアを構想、プレゼンした身としては、とても親近感の沸くシステムです。

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極東開発工業のeパッカー。収集/排出作業を電動化したごみ収集車です。三菱i-MiEVの電池システムを搭載していて、通常の装置と同じように複数のシャシーに装着できます。エネルギー供給をエンジンに頼らないので、収集作業時にはトラックのエンジンは停止させておける、というのは排ガス低減のみならず騒音の低減でもメリットが大きそうです。

もっとも、収集作業の音を聴いて「あ、ゴミ収集が来ちゃった!」と慌てて集積所に向かう自分にとっては、無音に近いと困る……かも?
まあ余裕を持ってゴミ出ししない自分が悪いのですけれども。

高田工業株式会社:http://www.takada-kogyo.jp/
東京自動車大学校:http://www.taus.ac.jp/
早稲田大学環境総合研究センター:http://www.waseda.jp/weri/
極東開発工業株式会社:http://www.kyokuto.com/
[ 2010/06/22 18:30 ] イベント | TB(0) | CM(0)

講演しました

昨日、19日のことですが。
日中自動車交流協会が開催した、東京工業大学での技術研究会で講演させていただきました。

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他の講演者は、日産自動車の廣田寿男・技術顧問、ジャーナリストの井上久男氏、デザイナーの佐々木彰男氏。
全体的なテーマとしては「電気自動車」「中国の自動車市場」というものでしたが、自分はさらに「実際の車を見せてあげてほしい」という依頼をもらっていたので、4月に行った北京モーターショーで撮ってきた画像でスライドショーをやりながら現状を紹介することに。

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スライドが50枚近くになり、徹夜で作業するハメになったのですが……まあ、聴衆のみなさんの反響は悪くなかったようなのでひと安心。懇親会では参加者のみなさんとの挨拶や情報交換で充実し、終わってみれば乾杯のグラスに入ったビールしか口に入れなかったということに。

くそう、タダでメシが食えるチャンスだったのに……というのはもちろん冗談で、それだけいろいろな業種の方々と、中身の濃い話をすることができたということです。

声をかけてくださった協会と、参加者の皆様に感謝いたします。
もちろん反省点もあるので、そのあたりを再考して次の講演に活かさなければ。

日中自動車交流協会:http://www.jc-auto.org/
[ 2010/06/20 23:42 ] 日記 | TB(0) | CM(0)


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